「漏水の原因調査方法」DIYや自分でできる漏水原因の調査方法

どうもこんにちは、tsunです。

きょうは、漏水原因の調査方法について書いていこうと思います。

水道局の検針員さんから「水道料金が増えてますよ!」と急に言われても、何をどうすれば…

このまま放っておいたらどうなるの?

この記事でわかること

おうちの水道が漏水しているか確かめる方法

漏水が起きたら最初にやるべきこと

漏水の原因調査方法:プロが実践する5つの方法

漏水を放置するとどうなるのか

漏水の原因を調査会社に依頼する前にチェックしたいポイント

今回は、自分でもできる漏水原因の調査方法について、わかりやすく解説します!

この記事を書いた人

          tsun(つん)

給水に関するコンサルタントとして活動中

給水に関し25年以上の工事実績と施工管理のキャリアをもつ

近年、給水に関するコンサルタントとしても活動中!

施工管理技士、給水装置主任技術者とうの有資格者

目次

[自分でもできる]水道が漏水しているか確かめる方法!6選

使っている水道が漏水しているか自分で確かめる方法を6つ紹介します。

メーターのパイロット(こま)が回っているか確認する!

水道メーターは、水道を使用する時に通過する水量をはかる装置です。

水道を使用しているとパイロットというコマがクルクル回って、水道を使用中だということが分かるようになっています。

例えば、土、床、壁、の中などの気づきにくい場所で水道管に孔があいていたら、パイロットがクルクル回ります。

家にある全ての蛇口を閉めても、メーターのパイロットがクルクル回るようでしたら漏水を疑ってください。

※くれぐれも蛇口の閉め忘れに注意!

汚水ますを開けてみる

蛇口を閉めて水道を使っていないのに、汚水桝の水がチョロチョロ流れていたら、漏水を疑ってください。

蛇口が閉まっている状態でも、水が止まりきらないで汚水に水が流れている事が考えられるからです。

例えば、ロータンク式トイレのフロートバルブ(ゴムのふた)の劣化により、いつまでも水が流れ続ける場合があります。この場合は、汚水に水が流れ続けます。

必ず、汚水のふたを開けて、水が流れていないか確かめてください。

音を聞いてみる!

もしも、水道管や蛇口に耳を付けてみるて、

すぅーー とか つぅーー という音がしたら、漏水を疑ってください。

なぜなら、水道管に孔があいていて、水の流れる音が水道管に伝わってくるからです。

この音は、水漏れの程度によって聞こえ方が変わってきます。激しい漏水の場合では、

ごぉーー という音が聞こえてくる場合もあります。

利き耳で音を聞くのがポイントです!

水道管や蛇口の音を聞いて変な音がしたら、漏水を疑ってください。

※音聴棒を使うとよく聞こえます。

建物の外の地面やコンクリートを見てみる

先述のように、蛇口の音や聞いてみて音の強い蛇口の裏を調べてください。地面やコンクリートが濡れている事があります。

これは、漏水が進行してしまい、水が外にあふれてしまっていることを意味します。

こういう場合は、放置せずに直ぐ修理をしましょう!

また、音の強い蛇口の裏側にある出てみて、土の中に鉄の棒などを深く差してみると先端が濡れくることがあります。

これは、外にあふれるほどではないが、地中に水が流れている漏水です。

※土を掘ってみたり、コンクリートを壊してみると、今まで地中にしみていた水が外にあふれてくるので、要注意です。

給湯器のバルブを閉める!

給湯器から蛇口に向かっている配管や蛇口が漏水している場合は、水漏れも給湯器のバルブを閉めると止まります。

給湯器の手前にあるバルブを止めて水道メーターのパイロットも止まったら、給湯器を含む給湯配管系の漏水であることになります。

例えば、給湯器以降の配管に小さな孔が開いてしまった場合などは、給湯器のバルブを閉めると、水道メーターのパイロットも止まります。

この場合、給水に関しては異常がないので、普段通りに水を使うことができますよ!

あとは、給湯配管に絞って漏水場所を探していきます。

もし、給湯配管系の漏水が起こると、給湯温度が低く感じることがあります。注意してみてください。

修理業者に依頼する前には、必ず給湯器のバルブを確かめてください。

戸建てで2階がある場合は、2階用のバルブを閉める!

1戸建てなどで2階以上に水回りがあり、2階以上で漏水が起きている場合は、土の中に埋まっているバルブボックスに収納されたバルブを閉めると、メーターのパイロットも止まります。

2階以上のトイレのボールタップが故障している場合に、土の中に埋まっているバルブを閉めると、2階以上のトイレに水が送られなくなるので、漏水も止まります。

この場合、1階の水道は問題ないので、1階のお水は普段通りに使えます。

2階に絞って漏水原因の箇所を特定していく作業をします。

これらの知識をいくつか組み合わせて漏水原因と場所を特定していきます。

漏水の原因調査方法:プロが実践する4つの方法

漏水が起きてしまったら、まず場所を特定する必要があります。

とても大事な作業で、難しい部分もありますが、挑戦してみましょう!

家の蛇口に手でふれてみる!

手で蛇口をさわってみて、手に水がついていると、その蛇口は漏水しています。

例えば、蛇口のパッキンが古くなると、蛇口のつなぎ目から水がポタポタと水が垂れてきます。

ここで注意してもらいたいのが、湿度が高い場合に蛇口が結露している場合です。

手で触れる前に一度、乾いた布で蛇口全体を拭いてから、触れるのがポイントです。

このように、蛇口を手で触って手が濡れていると蛇口から水漏れが発生していることを知ることができます。

音聴棒で聞いてみる

まず、蛇口に音聴棒という道具を使って、水道管の音を聞いてみる。

音が強く聞こえたら、その蛇口の付近から漏水している証拠なんです。

水が通過する音が大きいほど、漏水している場所が近いことを表しているからです。

全ての蛇口に音聴棒をあてて、一番音の強い蛇口付近から調査をするようにしょう

※音聴棒を使用できる場合は、環境が無音に近い場合に限ります。繁華街等では使用できない場合があります。

また、テレビの音や話声が聞こえる場合も、漏水の音が聞こえにくくなります。

漏水探知機で聴いてみる

こちらも漏水している水道の音を聴く装置です。

人間の耳では聞こえないくらいの微量な音を増幅してくれる装置です。

これは、プロの道具ですので、一般の方では使えないと思います。

トレーサーガスを使用する方法

ヘリウムなどのガスを水道管に流していき、孔の開いた水道管から漏れたガスをガス検知器で探知する方法です。

この方法は、かなり費用がかかります。

また、特殊な機械なので、ごく一部の専門業者しか持っていないです。

このように漏水原因の調査は、専門の道具や熟練した技術が必要になる場合があります。

漏水調査方法を間違えると、かえって建物に大きなダメージを与えてしまったり、根本的な解決に至らないケースもあります。

専門業者に漏水原因を調査してもらうことをお勧めします。

ご自分で漏水原因を調査する場合は、自己責任で行ってください。

漏水原因と場所を特定することが出来たらやるべきこと

漏水は、さまざまな被害をもたらします。放置しないことが重要です。

漏水が起きてしまったら、、被害を最小限にする必要があります。

水を止める

早くに水を止めると、被害を小さくする事ができます。

特に発見しにくい床下や、土の中の水道管から漏水している場合は、後から高額な水道料金を請求される場合もあります。

できるだけ早く水を止めましょう。

漏水原因が特定できない場合は、水道メーターで止めてしまうことをお勧めします。

すぐに修理をする

漏水の原因と場所を特定したら、すぐに修理をしましょう。

方法は、自分で修理をするか専門業者さんにお願いする方法のどちらかになると思います。

自然に漏水は、直らないからです。

素早く漏水箇所を調査することをお勧めします。

漏水を自分で調査するメリット

調査費を安く押さえることができる!

漏水を自分で調査するデメリット

正しく漏水を調査できない場合がある!

かえって、漏水の原因を複雑にする!

調査するのに時間がかかる!

漏水を業者に依頼するメリット

素早く正しく調査することができる!

水道局の漏水証明書の申請を受けることができる!

被害を最小限にすることができる!

漏水を修理業者に依頼するデメリット

漏水調査に係る費用がかかる!

悪徳修理業者にだまされる心配がある!

以上のメリットとデメリットを理解して、漏水原因の調査にあたってください。    

正しい知識と工具を持っていれば、漏水を自分で調査や修理をすることもできますが、

漏水調査や修理は、多くの知識と熟練した技術が必要!

安心して調査や修理を依頼できる修理業者にお願いすることをお勧めします!

漏水を放置すると被害が大きくなる

漏水が起きても、水道管が勝手に直ることはありません。

漏水を放置すると自己への損害だけでなく、他者への損害が広がる場合があります。

何故なら、水道が漏水を起こすと、水が他の場所に流れていくからです。

例えば、2階のトイレで漏水が起こると、水が下の階に流れていき1階の天井や壁を壊してしまいます。

また、マンションの場合だと下階の住民に迷惑をかけてしまい、後でトラブルになるケースが少なくないです。

漏水が起きたら、すばやく被害を最小限にするのが一番!

漏水の原因を調査会社に依頼する前にチェックしたいポイント4選!

 指定給水装置工事事業者の登録を受けていること

漏水修理に必要な知識と技術を持っているかの目安になるので、必須な条件

 また、漏水を修理した後に漏水証明を発行してくれるかどうかに関わります。

言わば、指定給水装置工事事業者の登録は、水道局のお墨付きという意味もあるんです。

指定給水装置工事事業者に調査を依頼しましょう!

素早く確認をするなら、ホームページを見るのがポイント!

 有資格者が在籍していること

給水装置主任技術者の有資格者は、厚生労働大臣に認定された者の証

これは、漏水調査や修理の正確な知識を持っているかの目印になります。

水道法では、指定給水装置工事事業者には、必ず給水装置主任技術者を在籍させることが条件となっています。

他にも、管工事施工管理技士建築士などが在籍している会社は、特に技術に力を入れている会社!

漏水調査を依頼するときは、必ずチェックするようにしてください。

電話で聞きづらいようでしたら、ホームページを見て確認するのがポイント!

ホームページや電話対応が丁寧 

ホームページや電話対応の良さは、現場で修理してくれる職人さんの対応の良さにつながるんです。

ホームページや電話での対応が親切丁寧な漏水修理業者を選びましょう!

現場に来る職人さんの態度が悪いと、漏水について聞きたいことも聞けませんよね?

後で、 「頼まなきゃよかった・・・」 なんてことも

信頼して修理を頼むためにも、ホームページや電話での対応が親切丁寧な漏水修理業者を選ぶのが大事!

漏水調査の料金体系が明瞭であること 

漏水調査に必要な項目は、出張費、調査費、技術料、深夜料金などが必要な場合があります。

さらに、修理業者によっては、見積もり費用もかかる場合もあります。

これを知らずに依頼すると、あとでトラブルになることも少なくないですよ!

必ず、調査費用や見積費用の有無と料金体系が明確になっていることを確認してください。

調査費用や見積もり費用が無料になっている修理業者を選ぶことをお勧め!

知りたい場合は、ホームページを見て確認するか、電話で直接確認してみてください。

漏水原因の調査依頼は、必ず複数の漏水調査会社に依頼するのがポイントです。

最後に

漏水が起きてしまったら、

被害を最小限にすることを第一に行動しましょう!

そのためには、すばやく漏水原因をつきとめて、正しく修理することが重要になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

tsun

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